データベース概要:「日本語研究・日本語教育文献データベース」について

「日本語研究・日本語教育文献データベース」は日本語学,日本語教育研究に関する研究文献のデータベースです。1950年から現在までの70年近くの間に発行された関係論文・図書を採録しており,総データ件数は2019年9月現在で約256,000件です。特定分野の研究文献を長年にわたって収集し,書誌情報に加えてそれぞれの論文・図書の内容を示す分野情報を付与していることに特長があります。登録の状況については「10.データの成り立ちと作業状況」をご参照ください。また,大学学術機関リポジトリなどでWeb上に公開されている論文に関しては本文へのリンクを付けており,2019年9月現在のリンク件数は約25,000件となっています。

1.データの種類と件数

収録データは大きく論文データと図書データに分かれます。このうち論文データはさらに,①雑誌データと②論文集データに分かれています。


論文データ 208,000件

雑誌データ 192,000件 (学術雑誌・大学紀要等の掲載論文)

論文集データ 16,000件 (図書としての論文集等の掲載論文)

図書データ 48,000件

合  計 256,000件

2.採録の範囲

データの採録は,国立国語研究所研究図書室に受け入れた雑誌・図書から行っています。登録された雑誌及び図書のほとんどは,国立国語研究所研究図書室が所蔵していますが,研究図書室に所蔵のないものについては「詳細表示画面」(4.参照)の「研究図書室請求記号」に「-」を入れて示しています。研究図書室の年間資料受入数は,紀要・雑誌995タイトル,図書1,380冊で,2019年4月時点の所蔵資料総数は,紀要・雑誌5,906タイトル,図書156,269冊です。
なお,オンライン・ジャーナルの論文も,研究図書室で継続的に受け入れてきたものでその後オンラインでの利用に契約が変更となった外国語雑誌から登録を開始しています。また,韓国の学会誌については,Web上で公開されている論文をオンライン・ジャーナルの論文と同様に扱うこととし,データの登録を開始しました。オンライン・ジャーナルから登録したデータについては,「研究図書室請求記号」に「OJ」と入れて示しています。

3.検索方法

検索方法には,「簡易検索」と「詳細検索」があります。
簡易検索画面では,「論文著者名」「論文名」「図書編著者名」「誌名・書名」「キーワード・章タイトル」の各項目の文字列を検索します。データ項目の構成については「データ項目」を参照してください。
詳細検索画面では,「論文著者名」「論文名」「図書編著者名」「誌名・書名」「発行」「発行年」「キーワード・章タイトル」「文献番号」「分野」のそれぞれの項目ごとに検索できます。検索にあたっては,それぞれの項目のhelpボタンを参照してください。

4.検索結果の表示

検索結果の表示画面には「一覧表示画面」と「詳細表示画面」があります。「一覧表示画面」の検索結果は各項目名をクリックすることにより降順・昇順の並べ替えができます。1年以内に追加されたデータには「更新」の欄に更新年月が入っています。また,左のNo.の部分をクリックすると「詳細表示画面」に切り替わり,そのデータのすべての情報が示されます。またプリントアウトもできます。

5.データ項目

データベースの全項目は以下の通りです。一覧表示画面では*のついているものは表示されません。

  • 1. DB
  • 2. 文献番号*
  • 3. 研究図書室請求記号*
  • 4. 論文著者名
  • 5. 論文著者名別表記*
  • 6. 論文名
  • 7. 論文名別表記*
  • 8. 図書編著者名
  • 9. 図書編著者名別表記*
  • 10. 誌名・書名
  • 11. 誌名・書名別表記*
  • 12. 巻号
  • 13. ページ
  • 14. 総ページ数*
  • 15. 発行
  • 16. 発行年月
  • 17. 発行国*
  • 18. キーワード
  • 19. 章タイトル・目次
  • 20. 分野
  • 21. 論文著者名ローマ字(自動生成)*
  • 22. 図書編著者名ローマ字(自動生成)*
  • 23. 更新
  • 24. (リンク)

6.分野について

データには各論文・図書の内容を示す分野情報を付けています。年代によって付け方が多少異なりますのでご注意ください。現在では原則として最大3つまで付与していますが,2012年以前では原則として中心的な1つの分野のみが付けられています。分野のカテゴリーは以下の通りです。

1.日本語学一般

日本語の特質・概観,日本語研究史など。

2.日本語史

日本語系統論,通史的な日本語研究,近代語の概観など。

3.音声・音韻

音声,音韻,アクセントなど。日本各地の方言の音声に関しては「方言」に分類しています。

4.文字・表記

漢字,かなづかい,用字法,文字論など。

5.語彙・用語

語彙論,語構成,類義語,外来語など。

6.文法

文法論,統語論,モダリティなど。

7.文章・文体

文章論,レトリック,作家の文体など。

8.方言

方言の概論,各地の方言など。

9.日本語情報処理

コーパス,データベース,機械翻訳など。インターネットやメールなど,電子メディアによるコミュニケーションに関する話題は「コミュニケーション」に分類しています。

10.コミュニケーション

言語接触,言語行動,社会言語学など。

11.マスコミュニケーション

テレビ・新聞におけることばなど。

12.国語問題・言語問題

言語政策,国字問題,常用漢字など。

13.国語教育

国語科におけることばの教育,幼児の言語習得など。

14.日本語教育

日本語教育の教授法,教材,教育実践,学習者や教師に関わるものなど。

15.言語学

日本語を含めた概説的な言語理論,言語心理学,対照研究など。

16.資料

索引,日本語研究資料など。

17.書評

日本語学に関する書評論文など。

18.辞書

事典・辞書。【図書のみの分野】

7.論文本文へのリンク

大学学術機関リポジトリなどでWeb上に論文本文が公開されている場合は,論文本文へのリンクがあります。表示画面の「本文表示」ボタンよりご覧ください。リンクはハンドルページを介していますが,その仕様は公開先により異なっていますのでご注意ください。

8.採録雑誌について

採録雑誌の範囲については,「採録誌名一覧」をご覧ください。1985年以降に発行された雑誌・紀要をリストアップし,一番新しく採録された発行年を記載しています。また,そのタイトルに1つでも論文本文へのリンクがあれば,「PDF」の項目に「○」が付いています。

9.データのダウンロード

検索結果の一覧表示画面から,選択したデータをダウンロードすることができます。1回あたりの最大ダウンロード件数は100件です。選択ボタンにチェックを入れ,「表示データを書き出す」をクリックしてください。BibTex,excel,csv(テキスト)のいずれかの形式でダウンロードできます。

10.データの成り立ちと作業状況

このデータベースは,国立国語研究所が発行していた『国語年鑑』『日本語教育年鑑』に掲載された文献データを元として新たなデータを随時追加しているものです。
「論文データ」と「図書データ」に関しては,このたび「図書データ」の遡及入力作業が終了し,創刊号以降のすべてのデータが登録されました。『国語年鑑』由来のものは主に1950年以降に発行されたものが,『日本語教育年鑑』関係では1960年以降のものが登録されていることになります。
「論文集データ」については,データ化されていない『国語年鑑』1957年版から1993年版の遡及入力を開始したところです。
なお,『国語年鑑』データのうち,現在の採録範囲を大きく外れるもの,及び必要な情報が不足しているため特定が困難なものに関しては,このデータベースには登録していない場合があります。

データの成り立ちと作業状況

11.利用条件

「文献データベース」の利用条件は以下の通りです。

  • 1. 文献データベースの著作権は国立国語研究所が保有します。
  • 2. 文献データベースの営利を目的とした利用を希望する場合は国立国語研究所との協議が必要です。
  • 3. 文献データベースの利用に関し,不正・違法行為があった場合,または行われようとした場合は,国立国語研究所長 (以下「所長」という) は利用の停止など不正防止の措置をとることができることとします。
  • 4. 所長は,不正・違法行為により,このデータベース等に損害が生じた場合には,その行為者に対し原状回復のための措置や損害の賠償を要求できることとします。
  • 5. その他,このデータベースの利用に関する必要な事項は,所長が別途定めます。